クソ仕事脱出日記2

S&P 500インデックスファンドで資産形成。準富裕層。どこでFIREに踏み切るか。

ソロキャンプ


二次燃焼可能なキャンプストーブを買ったので試してみた。特徴は、煙が出にくい所で、住宅街とかでもギリギリいけるんじゃないかというくらい煙が出ないし、火力が強いから暖もとりやすい。薪が燃え尽きるのが早いので、多め用意すると良いらしい。
外でカップ焼きそばを食べるのがわりとすきだ。金がかからないし外で食べれば何でもうまいから、カップめんで十分に満足感がある。
仕事しないでこういうことだけやっていたいものである。


食後はkindleで読書。たまに青空を見る。そして温かい茶をのんで読書。一瞬仕事のことが思い浮かぶが今はキャンプ中だ。金を得る手段について休暇中に考えるのは無駄だと思い、すこし散歩。
いろいろと考え事をするのには散歩がいい。
生活にかかる維持費をいかにしてやすくするか、いかにして投資のリターンを維持して増やしていくか。こんな簡単なことに気がつくのに、ずいぶんかかってしまった気がする。
いまだに派遣をやっている友人もいる。年収は私の3分の1位だろうか。じゃあ今の仕事に友人の仕事の3倍価値があるのかと言われればまず無いだろう。


世の中の値段の付け方なんてものは、いい加減な物だなとか考えつつ海を眺める。散歩は良い、憂さが晴れる。


こんな話をふと思い出した。


メキシコの田舎町。海岸に小さなボートが停泊していた。
メキシコ人の漁師が小さな網に魚をとってきた。その魚はなんとも生きがいい。それを見たアメリカ人旅行者は、
「すばらしい魚だね。どれくらいの時間、漁をしていたの」
と尋ねた。 すると漁師は
「そんなに長い時間じゃないよ」
と答えた。旅行者が
「もっと漁をしていたら、もっと魚が獲れたんだろうね。おしいなあ」
と言うと、漁師は、自分と自分の家族が食べるにはこれで十分だと言った。
「それじゃあ、あまった時間でいったい何をするの」
と旅行者が聞くと、漁師は、
「日が高くなるまでゆっくり寝て、それから漁に出る。戻ってきたら子どもと遊んで、女房とシエスタして。
夜になったら友達と一杯やって、ギターを弾いて、歌をうたって…ああ、これでもう一日終わりだね」
すると旅行者はまじめな顔で漁師に向かってこう言った。
「ハーバード・ビジネス・スクールでMBAを取得した人間として、きみにアドバイスしよう。いいかい、きみは毎日、
もっと長い時間、漁をするべきだ。
それであまった魚は売る。お金が貯まったら大きな漁船を買う。そうすると漁獲高は上がり、儲けも増える。
その儲けで漁船を2隻、3隻と増やしていくんだ。やがて大漁船団ができるまでね。そうしたら仲介人に
魚を売るのはやめだ。自前の水産品加工工場を建てて、そこに魚を入れる。その頃にはきみはこのちっぽけな
村を出てメキソコシティに引っ越し、ロサンゼルス、ニューヨークへと進出していくだろう。きみはマンハッタンの
オフィスビルから企業の指揮をとるんだ」
漁師は尋ねた。
「そうなるまでにどれくらいかかるのかね」
「二〇年、いやおそらく二五年でそこまでいくね」
「それからどうなるの」
「それから? そのときは本当にすごいことになるよ」
と旅行者はにんまりと笑い、
「今度は株を売却して、きみは億万長者になるのさ」
「それで?」
「そうしたら引退して、海岸近くの小さな村に住んで、日が高くなるまでゆっくり寝て、
日中は釣りをしたり、子どもと遊んだり、奥さんとシエスタして過ごして、
夜になったら友達と一杯やって、ギターを弾いて、歌をうたって過ごすんだ。
どうだい。すばらしいだろう」







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